返済比率は「年収の○倍」ではなく “手取り月収 × 将来の支出 × 家計の余力” で決めるのが正解です。CFPとして多数の相談を受けてきた経験から、最も安全な返済比率は 手取りの15〜23%以内。これを超えると教育費・車・老後資金が圧迫されます。
返済比率とは何か(FPが最初に見る指標)
返済比率= 住宅ローンの毎月返済額 ÷ 手取り月収
例:手取り30万円 返済比率25% → 毎月返済7.5万円 返済比率20% → 毎月返済6万円
FPは「年収」ではなく 手取り を使います。 理由は、家計の実態に近いからです。
FPが使う“安全ライン”は15〜23%(最重要)
返済比率は以下のように判断します:
- 15%以内:非常に安全(教育費・老後資金が積みやすい)
- 23%以内:安全(多くの家庭がここ)
- 25%超:危険ゾーン(教育費ピークで家計が苦しくなる)
返済比率25%を超えると、
- 塾代
- 車の買い替え
- 大学入学費
- 老後資金の積立 が同時に重なるタイミングで家計が崩れやすくなります。
返済比率を決める3つのステップ(FP実務そのまま)
① 手取り月収を正確に把握する
年収ではなく「手取り」で判断する。 共働きの場合は 世帯手取り を使う。
② 将来の支出を必ず計上する(初心者が最も見落とす)
FPは以下を必ず数値化します:
- 教育費:1人あたり1,000〜2,000万円
- 車の買い替え:8年ごとに150〜250万円
- 老後資金:毎月2〜3万円の積立
返済比率は「今の家計」ではなく 10〜20年後の家計で耐えられるか で決めます。
③ 返済比率15〜23%以内に収まる“毎月返済額”を逆算する
例:手取り30万円 → 返済比率23% → 毎月返済6.9万円が限度
この「毎月返済額」から 借入額を逆算するのが正しい予算の決め方 です。
FP視点の結論
返済比率は「年収の○倍」ではなく、 手取り × 教育費 × 車 × 老後資金 × 将来の生活動線 で決めるのが最も安全です。
返済比率15〜23%以内なら、 住宅購入後の家計が崩れません。
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